2011年東日本大震災によって私達は原子力発電の危険性を感じさせられました。
現在では普通に電気の供給は安定していますが、これからは皆が節電を意識していく必要があります。
このサイトでは、節電のためにどういった備えや対策が必要か、一般市民目線で考えてみました。
(最終更新日:2011/10/21)
※前半だけお堅い話にお付き合いください。

皆さん知ってのとおり、2011年3月に発生した震災の影響で日本は多大な被害を受けました。
震災による死者・行方不明者は2万人近く、建築物の全壊・半壊は合わせて27万戸以上。
あの大惨事はもう思い出したくもない人も多いでしょう。
しかし私達には忘れてはいけない、今後考えていかなければならない問題があります。
それは日本の原子力発電依存体質です。
福島第一原発では地震後も対応が後手後手に回り、最終的にはレベル7認定相当の放射能漏れを起こしました。
最前線で作業を行っていた作業員達も最善を尽くしたのだろうと思います。
しかし結局この事故は思うように収束できず、ここまで被害を広げてしまいました。
やはりまだまだ原子力エネルギーは安全に運用できる保証のない、見切り発車のテクノロジーと言わざるを得ません。
私達は少しでも早く、電力を原子力に頼るいまの生活から抜け出す必要があります。
「じゃあ脱原発だ!」
そう思ったなら何をすべきでしょうか。
署名でも集めますか?それともデモ行進でもしますか?
個人的にはデモのようなお祭り騒ぎを起こして訴えかけるだけでは何も変わらないと思っています。
現状では原子力発電なしで日本全域の電気を十分に供給することができないのは紛れもない事実なのですから。
原子力発電をやめた後の電気供給量のことを何も考えずに、ただやめようやめようと訴えるのは一種無責任ではないでしょうか。
・・・だったら節電しませんか?
原子力発電で電気を作らなければいけない理由を根本的になくしてしまえばいいのです。
電気が余るようになってしまえば原子力発電所はただのリスクを背負った金食い虫にしか過ぎません。
政府や電力会社だって否が応にも原発縮小の選択肢を選ばざるを得ません。
主張を通したいならば責任を果たしましょう。
原発をなくせというなら原発がなくてもなんとかなる環境を作りましょう、私達一人一人が自分自身の手で。

「俺って物は大事にするほうでさぁ、この冷蔵庫なんて20年使ってるんだぜ!エコだろ?」
・・・物を大事にする精神は買いますが、残念ながら電気的にはちっともエコではありません。
家電はその技術の進歩がめまぐるしく、特に消費電力は現在の商品は古いものにくらべて極めて低くなっています。
10年前の製品に比べて消費電力は冷蔵庫なら1/3、エアコンなら2/3なんてのはザラです。
照明だってLEDに変えてしまえば消費電力量は圧倒的に節約できます。
なんと白熱球とLEDで消費電力の差は約10倍!(基本LED電球は暗いのが多いのでちゃんと選ばないと痛い目みますが)。
経済を回す意味でも新型家電に散財するのはいい選択なのではないでしょうか。
ちなみにテレビの消費電力については、新旧でそこまで画期的な差は出ていませんが、
地デジ対策が済んでなくてまだブラウン管なんだ、って方には買い替えはプラズマではなく液晶をおすすめします。
本体価格は高いですが、消費電力的には液晶のほうが断然優秀ですので。
使用電気量を抑えるために中冷 or 弱冷にしておくのは基本。
本体を壁やほかの家具から10センチ以上程度離して配置するのも重要です。
これだけで消費電力量は大幅に違いが出てきます。
あとは冷蔵庫を開ける回数・開けている時間をとにかく少なくすること。
冷気が逃げれば冷蔵庫は「また冷やさなきゃ」と判断してガンガン電気を使ってしまいます。
どうしても開けなきゃいけない事情の人もいるでしょうから、そのときはとにかく素早く取り出して素早く閉めること。
一時期主婦に人気があったビニールカーテンの設置なんかもいいんじゃないでしょうか。

最近では太陽発電用のソーラーパネルを持った商品が発売されています。
LEDランプ、携帯充電器、扇風機など種類もさまざま。
自然のエネルギーで電気が得られるなら、それは節電の助けになることは間違いありません。
しかしはっきり言います、期待できる発電量は本当に微妙です。
各商品とも 『○時間日光にさらせば△時間も持ちます!』 なんて立派な文句が付いていますが、
いったいどんな太陽の元でデータを取ったのでしょう。
実際はその半分の量も電気が得られないことがほとんどです。
とにかくハズレ商品が多いので、購入するときはメーカーのうたい文句ではなく、実際にそれを使ったユーザーのレビューで判断しましょう。
商品名でググれば先に購入した人のブログか何か出てきたりするものです。
・・・とまぁ、なんだか否定的な書き方をしましたが、太陽光発電商品が何かしら手助けになるのは間違いありません。
ほとんど発電できなくて日没から2時間しかもたないような電灯だったとしても、
わずかとはいえその間は間違いなく節電ができ、使わないで済む電池だって出てくるわけですし。
ただやはり発電量の小ささ、天気に左右される不安定さから、メインアイテムとしての運用には向いていません。
あくまで補助的なものと考えた上で運用しましょう。
≪追記≫
屋根の上につける大きなソーラーパネル。
環境や設備規模にもよりますが、現在の技術力だとあれで毎月何千円レベルの売り電になります。
電気代を逆に収入にすることができて、国全体の節電、地球環境にも貢献できます。
一戸建てにお住まいで設置初期費用に困っていないならば導入を考えてみるのもいいかもしれません。
設置すれば補助金の対象にもなりますし。
ただし悪徳業者にだけは気をつけてください。
ソーラーパネル価格のボッタクリ、将来のメンテ費用について伏せる、売り電予想金額を過大に申告してくるなど、
震災前からこういった悪徳営業がはびこっていました。
残念ながら今回の震災を受けて、こういった悪徳営業はますます増えると考えられます。
設置業者に関してはいろんな情報を集めた上で、的確に選んで決めるようにしてください。
→太陽光発電導入見積もりサイト(基礎知識についてもわかりやすく解説しています)
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なにより家電の中でエアコンが一番電気を喰います。
なるべく使用自体を避けたいところ。
そこで消費電力が極めて少ない、扇風機の出番というわけです。
この1時間あたりたった20〜40Whしか使わないエコ家電、フル活用していきましょう。
扇風機の風を直接足元に当てれば、風はもちろん体温を奪っていってくれます。
また、窓を開けて空気の流れを意識した配置で風を流せば、室内の空気が循環して熱がこもるのを防いでくれます。
このため少し離れた位置から自分の足元を狙って強風で動かすことをオススメします。
そうすればこの2つの働きが1台で同時に実現できます。
もちろん複数台用意すればその台数に見合った効果が期待できますが、そこは気温と電気状況に相談。
ただし、この扇風機も気温が32度を超すあたりからただの熱風送風機と化します。
その場合は冷水につけて軽く絞ったタオルを扇風機の後ろに吊るしましょう。
送られてくる風の温度が劇的に下がりますよ。
後ろに置くのは氷や保冷材でもいいですが、結露でビショビショになってしまうのでその対策だけはしておきましょう。
あと扇風機は、雨天時なんかに洗濯物を乾かすときにも大きな力を発揮します。
乾燥機は非常に消費電力が高く、1回の運転で1000〜3000Whもの電気を使うので使用を控えたいところ。
干した洗濯物に対して漠然と風を送り込んであげるだけで、乾燥速度は見違えるぐらい早くなります。
試してみてください。
ちなみに扇風機って意外にメンテナンスを忘れられがちなんですが、たまには掃除してあげてください。
外枠や、羽、羽の駆動部など、見えるホコリを綿棒なんかで取ってあげるだけでOK。
けっこう性能に違いがでますよ。
真夏の日中、どうしてもエアコンを使わなくてはいけない状況もあるかと思います。
やむなく使う場合は、みんな同じ部屋に集まった上で設定温度を30度にして使用しましょう。
設定温度を2度上げるだけで20%以上の消費電力を抑えることができます。
「ええ!設定30度!?きつい!」って思った人、
大丈夫です、健康な人間はその程度では「きつい!」と思うだけで別に死にません。
あ、病気の人や乳幼児、お年寄りがいる家庭では適温にしてくださいね。
あと必ずカーテンを閉めて保冷効率を上げてください。
そのせいで部屋が暗くなって照明を点けることになったとしてもそのほうが使用電気量は少なく済みますので。
厚手の断熱カーテンとか事前に仕入れておくとなお素敵です。
あと基本的なことですが、扇風機の併用をお忘れなく。
エアコンのフィルターもホコリが詰まった状態だと効率が激減するので気にしてみてください。
夏場の水分補給は非常に大事です。
少しでも喉に渇きを感じたときには水分を口にしましょう。
一気にたくさん飲むのではなく、こまめにちょこちょこ口にするといいです。
水分を摂ること自体ももちろん体温を下げてくれますが、
その結果汗をかく量が増えたり、おしっこの回数が増えたりすることも体温を下げるのに効果大です。
脱水症状や熱中症の予防にもなりますしね。
水やお茶なら美容やダイエットにも良くて一石二鳥です。
ただし飲み物の種類はその時々で正しくチョイスしてくださいね。
基本は水かお茶を飲むのがいいかと思います。
ベストはカフェインが入っていなくて少量ながらミネラルがある麦茶。
ただし多くの汗をかいた後は、よりミネラルが多いスポーツドリンクのほうが適しています。
冷蔵庫が先に書いたような状態なので、保冷には魔法瓶の水筒なんかをうまく活用しましょう。
ペットボトルや缶なんかは、スイカを冷やすときみたくボウルに水を張って器ごと漬けておくと良いです。
室温が高い、体温も高い、もうダメだ。
・・・そんな中で頼りになるのはやはり「水」です。
口から摂取するのも体を冷やす立派な手段ですが、辛抱たまらないときはシャワーとして浴びるのがオススメ。
もちろん頭から浴びるのが一番気持ちいいですが、髪や化粧が面倒なら首から下に浴びるだけでも効果的です。
熱が溜まりやすい脇の下や股間を冷やすだけでだいぶ違いますよ。
それでも涼み足りないなら、体に水滴が残った状態で扇風機の前までどうぞ。
まぁ、くれぐれも風邪だけは引かないように。。。

夏の暑いときに節電だと思い立てば、誰もが窓を開けるでしょう。
残念ながら、その状況を利用して犯罪を考える不届き者が必ずいるものなんです。
セキュリティに関しては細心の注意を払ってください。
一階は小窓やサッシのある窓以外は開けないのがベターです。
二階も意外に簡単によじのぼれるものなので油断しないように。
わざわざ二階を狙う泥棒さんって結構いるみたいです。
万が一にも侵入を許してしまったときにはもちろん逃げるのを優先してほしいですが、
遭遇して逃げ場もない場合は、相手の出鼻をくじくよう瞬時に思いっきり声を出しましょう。
近隣のお宅も同じく窓を開けているはず、緊急を知らせる叫び声は届きます。
ちなみに「助けてー!」などではなく「ギャアァァーーーーーーッ!!!!!」と全身全霊の叫び声を犯人にぶつけるのが理想。
ただの物盗り程度なら相手のほうから逃げていきます。
それと事前に最寄の交番の電話番号を携帯の短縮ダイヤルに登録しておくことを薦めます。
犯罪に巻き込まれたときに限らず、何かの災害に巻き込まれたときでも一瞬で電話がかけられます。

普段から窓を開ける習慣がないと、部屋の中に入ってくる虫に対して抵抗が大きいかと思います。
網戸があっても体が小さい虫は平気で窓のさん部分の隙間から入ってきます。
まず暗い部屋に寄ってくる習性がある蚊は夏の夜にはやっかいですね。
蚊対策としてはベープマットを用意したいところ。
蚊取り線香はにおいがこもるため室内ではおすすめしません。
あ、ちなみに火災報知器は蚊取り線香やベープマット程度では反応しませんので安心してください。
コマバエや小さな蛾に関してはティッシュやスプレータイプの殺虫剤で対応しましょう。
部屋に侵入してきたら嫌な虫ナンバーワンのゴキブリは、
スリッパやゴキジェット、どうしても無理な人はホウ酸団子やゴキブリホイホイなんかで。

一番手軽でおすすめなのは冷却系の寝具です。
ベット用の冷却マットは自分の体温を効率よく逃がし、寝苦しさを軽減してくれます。
ただし最近では冷却ジェル内蔵のものも売ってますが、こちらは避けてください。
冷却ジェルは最初こそひんやりしますが、数時間後温まりきったジェルは逆に寝苦しさの原因になります。
ジェル系は避けて、放熱・吸湿に優れたマット商品を選択したほうが無難です。
また、同じ系統の商品として最近は冷却枕なんてのも発売しています。
誰しも風邪を引いたときの氷枕で経験があると思いますが、
人間は頭部に熱を多く持つので、それを逃がしてやることで本当に気持ち良く寝ることができます。
これは固ささえ気にならないならタオル巻きのアイスノンでも代用可能。
さっきジェル系商品の否定をしたばかりですが、凍らせてタオル巻きで使用するアイスノンに限っては別の話。
こちらは朝までに温まりきってしまうなんてことはなく、ちゃんと冷却効果を発揮し続けてくれるはずです。
あとは前述した扇風機に活躍してもらいましょう。
停電中でない、もしくは電池式の扇風機を所持しているって条件がついてはきますが。
風は効率よく体温を奪っていってくれるのでかなり涼しく寝ることができます。
ただし、首振り運転やリズム運転を使って、下半身だけにしか風を当てないことは必ず守ってください。
上半身にずっと当て続けると体温を奪われすぎて、最悪命に関わる事故になりかねません。
くれぐれも風の浴びすぎには注意してください。
そして意外に知られていないのが敷布団の湿気の影響です。
人間の体が寝ている間にコップ一杯ぶんの汗をかくって話はよく聞きますが、そのほとんどは敷布団に溜まります。
朝起きて敷布団を裏返してみれば、その湿り具合にびっくりすることでしょう。
実はその湿気が体温を逃がす邪魔をして、結果的に寝苦しさの原因になっているのです。
ベッドの人、万年床の人は、朝起きたら敷布団を半分めくって通気させておきましょう。
掛け布団もよけておき、次に寝るまでに布団の湿気を少しでも減らしておくこと。
これだけで体感温度がかなり変わってきます。
オフィスの冷房を弱めるために、数年前にクールビズなんて単語が生まれました。
今回の事態を受けて政府は今年は「節電ビズ」なんてネーミングで浸透を促しています。
いままでのクールビズでは、ノーネクタイや半袖Yシャツ着用なんかが主なポイントでしたが、
今年はポロシャツなんかを推進する動きが出始めています。
この機会に私服化に乗り出すオフィスなんかもたくさん出てきそうですね。
服装の規定をキッチリ作った上でどんどん私服化していってほしいものです。
しかしこのクールビズ、何年も前に生まれた言葉のわりには浸透度は正直いってイマイチ。
ブレーキをかけている原因は「ノーネクタイは失礼だ」「客先に行くのに上着なしはありえない」といった、
昔からの慣習を盲目的に支持する古典的で視野の狭い考え方です。
クールビズを取り入れていることが「デキる会社の証拠」になるような、そんな文化が普通になってほしいと切に願います。
企業の上層部の方、もしこの記事を目にすることがあるなら是非とも積極的に取り入れていっていただきたいです。